私の情熱
公開日:
:
最終更新日:2015/12/11
2015年9月 キューバ, 旅行家として
ホテル・アムボスムンドスの玄関には、
車を寄せることができない。
表通りは、オビスポ通りと言い、終日歩行者天国となっている。
と言うよりも、オビスポ通りは、人が歩くために造られた道なので、
狭くて、物理的に車が走ることはできない。
その通りに出ると、
素晴らしいキューバ音楽が、辻々から聞こえてくる。
ふと、後ろの方から
悲しい、抒情的な女性の歌が聞こえて来たので振り返ると、
そこには、老女が歌いながら歩いているではないか。
しかも、胸付近に、何かを訴えるための
プラカードのようなものをぶら下げている。
生活の手段として歌っているのではなく、
何かを表現したくて堪らない、といった真剣さが伝わってくる。
私は、自分が旅館を新しく造るために、地主さんたちを説得して廻ったり、
朝から晩までどういった旅館を造らなければならないか、
熱にうなされたように情熱を傾けていた時期のことを思い出した。
「今、おまえの情熱は、何に向けられているか」
その老女の後を追いながら、私は自問し続けた。
↑これが、その老女。とにかく歌が素晴らしい!
抒情的で雰囲気の出ている歌だった。
外国人である私にはとても珍しい姿だったが、
地元の人にとっては日常のようだった。
↑その場では、その歌の素晴らしさに感動していたが、
今、写真を見ると、日本で言う、サンドイッチマン!?
商業コマーシャルをしているのではないかと思えてきた。
いや、ちんどん屋?
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