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ハバナ最終夜

公開日: : 最終更新日:2015/12/23 2015年9月 キューバ, 旅行家として

時計を見ると、2時を指していた。
「何をしよう!」頭は、冴えていた。

私は、日本から持ってきていたノートに
今回の旅で考えたことなどを書き綴った。
書き出すと、様々な思いが甦って来、ウキウキと楽しくなってきた。
ホテルを出発する時刻は、5時であり、まだまだ充分な時間があった。

酒でも飲むか。
私は、海外へ出ると、
国内に居る時と比べて、お金の使い方が慎重になる。
「まだ、おみやげを買うチャンスが空港にあるはずだ」
独り言ちて、現金を数えた。

ホテルのミニ・バーの手書きのメニューを見てみると、
ハバナ・クラブが5cuc、日本円で700円ほどだった。
また、このホテルの冷蔵庫には、サンペレグリーニョがあり、
ラム酒のスパークリング割りが楽しめた。

荷物をトランクケースに詰める作業をゆっくりと進めながら、
酒を楽しんだ。
早朝の、まだ陽の明けないうちからいい気分になれる。
これこそ旅の醍醐味だ。

出発の時刻ぎりぎりまで部屋にいた。
そして、エレベーターの前まで来て、急に慌てなければならなくなる。
エレベーターが動かないのだ。
その旧式のエレベーターのボタンを何度押しても動こうとはしない。

私は、重いトランクケースを抱えて五階から走り出した。
そして、下りながら気付いたのだが、
このホテルのその他の階は、ベニヤ板で覆われており、
営業していないようだった。改装中なのだろうか?
でも、工事をやっている気配はなかったなあ、などと思いながら、
ロビーが見えてきたとき、大理石の階段に足を滑らせ、
トランクケースを両手で抱えるようにして前向きに転倒してしまった。

真っ暗なロビーに私が起こした大きな音が鳴り響いた。

 

_1338

↑真ん中に写っているノートが旅日記。
旅先で思ったことを気ままに綴った。
毎日、眠る前に書いていた。

 

_1340

↑これが動かなかったエレベータ。
キューバらしい!とそのデザインに感動し、
スーツケースと帽子と一緒に記念写真。
まさか動かないとは知らず、このときまでは余裕だった。

 

 

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石山離宮 五足のくつ オーナー 山﨑 博文
下田温泉一の老舗『旅館 伊賀屋』の六代目として 天草下田温泉に生まれた天草育ちの天草男児。 2002年7月に、九州の西の果て、東シナ海を見渡す山に 全室露天風呂付き離れの温泉旅館『石山離宮 五足のくつ』をオープン。 趣味は散歩と温泉と水泳。旅行家としての一面も持つ。
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