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吉田山荘 その1.

公開日: : 最終更新日:2017/03/02 2017年2月 京都, 旅行家として

もう十数年前になるが、ある雑誌を読んでいたら、
次のような文章に出会った。

「京都へ着いたら、先ず法然院へ行く」

一瞬、あり得ないことだが、これは自分が書いた文章かと思った。
私も、京都での一番のお気に入りは、当時、法然院であったからだ。

時間がないときは、タクシーで乗り付け、
時間に余裕があるときは、
哲学の道を歩きながら山門をくぐるのは京都での定番にしていた。

別に多くの寺院、仏閣を巡ったのちの結果ではなく、
最初に訪れたときの印象がとてもよかったからとしかいえない。

先日、京都駅構内のホテルをチエックアウトした後、
久しぶりに法然院へ行きたくなり、
法然院の近くの宿を検索していると「吉田山荘」があった。
以前、『十二の宿』の会合で「旅館すぎもと」の花岡さんが、
「若い頃、吉田山荘へ行ったんだけど、
あの当時は若くて、その価値がわからなかった。
もったいないことをしたなあ」と言うと、
柏井先生が「あそこはいいね。料理がおいしい」
と絶賛されていたので
「研修を兼ねて」この機会に行くことにした。

タクシーに乗り、行先を告げると、
「今日は、聖護院さんの祭なのでちょっと道が混んでいるかもしれません」
「いいですよ。まったく急いでいませんから」

聖護院近くの小道の脇では、餅つきが行われていた。
そして、ぜんざいや甘酒がタダで振舞われていた。

車窓から祭の賑わいを眺めて、少し進むと、
吉田山荘の門が開かれていた。

五足のくつのような急な坂を少し上ると、
黒い法被を羽織った素敵な笑顔の六十代の男性が出迎えてくれた。

「ようこそおいでくださいました」

やはり、旅はいい。
季節の変わり目の晴れた日に、
こうして暖かく迎えてもらえる旅館ってやっぱり素晴らしい!!

 

3

この門をくぐると急な坂が出迎えてくれる。改めて五足のくつの入口の急な坂の効果を思った

 

1

吉田山荘で出迎えてくださった方。毎朝、毎夕、毎夕、いつも本館の前で声をかけてくださった。笑顔が素敵な方だった

 

2

この門は、法隆寺の宮大工職人である西岡常一の作

 

4

聖護院さんのお祭りが行われていた聖護院八つ橋の本店

 

5

この通りでふるまい酒や餅つきが行われていた。これは、翌日、散歩した際に撮ったもの

 

 
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石山離宮 五足のくつ オーナー 山﨑 博文
下田温泉一の老舗『旅館 伊賀屋』の六代目として 天草下田温泉に生まれた天草育ちの天草男児。 2002年7月に、九州の西の果て、東シナ海を見渡す山に 全室露天風呂付き離れの温泉旅館『石山離宮 五足のくつ』をオープン。 趣味は散歩と温泉と水泳。旅行家としての一面も持つ。
石山離宮 五足のくつ オーナー 山﨑 博文

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