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熊本の堤酒店

公開日: : 最終更新日:2017/09/12 自身のこと

熊本市内へ行ったときは、0次会で必ず堤酒店に寄る。

いわゆる角打ちで、立ち飲み屋さんである。
もうかれこれ8年近く通わせてもらっている。
熊本ホテルキャッスルの裏なので、
パーティに呼ばれた時などにちょっとひっかけて行こう、
ということがきっかけで通うようになった。

通い始めると、集ってくるお客さんが言い方ばかりで、
いつも楽しく過ごさせてもらっている。
また、角打ち屋としては珍しく、グルメコミック誌や、
新聞テレビで紹介されることも多くなり、県外のお客さんも最近は多い。

私が今日、紹介したいのは吉岡さんという方だ。

この方は仕事も退職されて、年齢も80歳近いのだが、
私にお近づきの印にと、名刺を下さった。
その名刺の肩書が実にユニークだ。

熊本市中央区城東町住民なのである。

「面白い名刺ですねえ」と、私が言うと、
吉岡さんは、
「もうこれしか自分を規定するものが残っていないんですよ」と、言われた。

何日か前にお会いした時は、
「私は、幼い頃、韓国で育ちました。
韓国とは言っても、当時は、戦時中なので、日本ですけどね。
日本の敗北が決まったときは、
父が帆掛け船をチャーターして日本に帰ってきたんです。
それから数十年、自分が育った町をもう一度、見てみたい、と思っていましたら、
先週、ある平和団体に招かれて、ソウルへ行ってきました。
懐かしかった」と言う頃は、結構酔われていた。

「その平和団体は、世界平和の基本は、
隣の人と楽しく過ごすことがすべてと言われるんです。
素晴らしいじゃないですか。
私も山﨑さんもこうやって楽しく酒を飲んでいる。
これこそ平和運動ですなあ」

久しぶりの日本だから、今日は日本酒を飲みますと言われていた吉岡さんは、
まったくつまみをとらずに、また、会いましょうと言って帰られた。
足はフラフラだったが、顔は輝いていた。

9月になってすっかり秋めいてきたので、おでんを注文した。
もちろん、馬のアキレス腱である。

 

IMG_0935

↑堤酒店で日本酒を楽しそうに飲んでいる吉岡さん

 

IMG_0936

↑写真を撮らせてください!と言ったら
とても喜んでくれた吉岡さん

 

 

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石山離宮 五足のくつ オーナー 山﨑 博文
下田温泉一の老舗『旅館 伊賀屋』の六代目として 天草下田温泉に生まれた天草育ちの天草男児。 2002年7月に、九州の西の果て、東シナ海を見渡す山に 全室露天風呂付き離れの温泉旅館『石山離宮 五足のくつ』をオープン。 趣味は散歩と温泉と水泳。旅行家としての一面も持つ。
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