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このことが無かったら五足のくつはできなかったに違いない ~その85.

公開日: : 最終更新日:2015/07/03 このことが無かったら五足のくつはできなかったに違いない

このことが無かったら五足のくつはできなかったに違いない
   ~その85.『銀行からの疑念』

 

支店の応接間でA支店長は、私と木籔さんを前に説明し始めた。

「本部では、今回の事業計画について、率直に言って
良い印象といいますか、
数字的にも論理が通る計画であると判断しつつあります」

私はここまで聞いた時点で、
急に顔の表情をどうすればいいのか考え始めた。
真剣な顔でいないと変だぞと思いながらも
微笑もうとする顔の筋肉の動きを抑えられないのだ。
ちょっと視線を逸らしてお茶をすすった。

支店長の説明が続く。
「ところで、有限会社 旅館伊賀屋の決算書をみると、
預金が相当な額で計上されています。
これがなんらかの投資として
株その他で計上されていれば通常の姿と思われるのですが、
まあ、疑念というと悪いニュアンスで伝わるかもしれませんが、
もし、この預金額で計上されている金額が
すぐに動かせるものであれば一旦、
当行の御社口座へ移動していただけないでしょうか。
いや、無理にとは申しませんし、
これが今回の融資の条件などということは全くございません」

ここまで説明がなされた時、
木籔さんが
「しまった!!」というような素振りをしたところを
私と支店長は同時に見た。

 

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↑今年7月1日、五足のくつは13周年を迎えた。
この地に夢である旅館を造ることができ、
スタッフが集まってくれ、
業者さんなどたくさんの方々が応援してくれる。
そして世界中からたくさんのお客様が来てくださるー
こんなに幸せなことはない。
感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

・*。.:*:・゜ ・*。.:*:・゜ ・*。.:*:・゜ ・*。.:*・゜ ・*
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石山離宮 五足のくつ オーナー 山﨑 博文
下田温泉一の老舗『旅館 伊賀屋』の六代目として 天草下田温泉に生まれた天草育ちの天草男児。 2002年7月に、九州の西の果て、東シナ海を見渡す山に 全室露天風呂付き離れの温泉旅館『石山離宮 五足のくつ』をオープン。 趣味は散歩と温泉と水泳。旅行家としての一面も持つ。
石山離宮 五足のくつ オーナー 山﨑 博文

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